トレイ・マンシーニ


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Trey Mancini (フルネーム/Joseph Anthony Mancini)

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1992-03-18生|191cm104kg|一塁手、左翼手 右投右打

出身地/アメリカ合衆国 フロリダ州ウィンターヘイブン

ドラフト/2013年BAL8巡目(全体249位)指名

メジャーデビュー/2016-9-20
■選手紹介

ステージⅢの結腸ガンを克服したことで有名なホームランバッター。速球系のボールが得意。故障がない点も強みで、ガン治療のためプレーできなかった2020年以外は1度も故障離脱したことがない(2022年6月現在)。

ノートルダム大学のスラッガーとして活躍したマンシーニは、2013年のドラフト8巡目でオリオールズに入団。平均以上のスイングスピードからマイナーでホームランを量産し、球団内の評価を次第に上げていく。2016年9月のメジャーデビュー戦の初打席、招待した両親の目の前でいきなりホームランを放った。

翌年以降、一塁手のレギュラーになるはずだったクリス・デービスが深刻な打撃不振に陥ったため、自然とマンシーニが上位打線を担うようになる。一塁手兼左翼手として常時スタメンで出場し、ホームラン数を積み上げていった。

2020年のスプリングトレーニング中にステージⅢの結腸ガンが判明。手術とつらい化学療法のため1年を棒に振った。このときマンシーニの背番号16にちなんで"#F16HT"Tシャツが作られ、売り上げた8万ドルは結腸癌の支援団体に寄付された。

2021年の開幕戦に間に合ったマンシーニはスタンディングオベーションで迎えられ、ガン発覚前と同じように活躍。球団史上最速で通算100号を放ち、シーズントータルでは24本塁打をマークしてカムバック賞を受賞。ロベルト・クレメンテ賞候補に挙げられる充実した1年となった。また、オールスターのホームランダービーにも出場。大学時代のホームラン競争で投手役を務めたノートルダム大のコーチに投げてもらい、決勝まで勝ち進んだ。

ブーマーというニックネームが付いているが、1970年代に活躍したプロボクサーのレイ・マンシーニの"Boom boom"から来ている。トレイも以前はブーンブーンのニックネームだったが、ノートルダム大時代に短縮形で呼ばれるようになった。

寄稿日:2022-06-26 最終更新日:2022-06-26
オールスター:なし

主な表彰:カムバック賞1回(21),

タイトル:なし

▼両親の前で初打席ホームランを放つマンシーニ

▼マイケル・フランコにファーストミットを破壊されるマンシーニ

▼ガンを克服してホームランダービー準優勝のマンシーニ

▼レギュラーシーズン個人成績

年  チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打

2016 BAL  5  14  5  1 0  3  5  0 1  4  0 .357 .400 1.07

2017 BAL 147 543 159 26 4 24 78 33 6 139  1 .293 .338 .488

2018 BAL 156 582 141 23 3 24 58 44 5 153  0 .242 .299 .416

2019 BAL 154 602 175 38 2 35 97 63 9 143  1 .291 .364 .535

2021 BAL 147 556 142 33 1 21 71 51 8 143  0 .255 .326 .432