Salvador Perez (フルネーム/Salvador Johan Perez)Embed from Getty Images1990-05-10生|191cm116kg|捕手 右投右打出身地/ベネズエラ カラボボ州バレンシアプロ入り/2006年10月KC契約メジャーデビュー/2011-8-10 |
■選手紹介メジャー最高レベルの打撃、守備力を誇る、ア・リーグを代表するキャッチャー。カンザスシティ・ロイヤルズのフランチャイズ・プレイヤーであり、2015年のワールドチャンピオンの生き残りでもある。一時期はケガによる離脱と打撃成績の悪化があったが、2021年に大谷翔平らとの激しいホームラン王争いを繰り広げ、むしろ今がピークかのようなパフォーマンスを見せている。見た目がジャイアンに似ている。ベネズエラ出身のペレスは2006年にロイヤルズと契約。メジャー2年目の2012年、スモールマーケットのロイヤルズには珍しく5年契約を提示された。その後、押しも押されぬ正捕手として活躍し、2013~18年に6年連続してオールスターに選出。その間、4年連続20本塁打以上を放ち、5度のゴールドグラブ賞を受賞した。2019年のスプリングトレーニング中に右ヒジの腱を故障し、投手以外ではあまりないトミー・ジョン手術でシーズンを全休した。翌2020年はカムバック賞を、21年は8月以降にアーチを量産して打率.273・48本塁打・121打点・OPS.859の好成績をマーク。本塁打王と打点王に輝き、1970年のジョニー・ベンチ以来となるキャッチャーによる打撃2冠となった。48本はキャッチャーのシーズン本塁打の新記録でもあった。もともと強打と堅守を兼ね備えた球界でも最高峰のキャッチャーとして名高かったが、大谷らとのホームラン王争いで日本での知名度も急上昇した。打撃は極度のフリースインガーであるが、ホームランキングになってから問題視する声が少なくなった。守備もフレーミング以外の技術は優秀で盗塁阻止率もトップレベルにある。小児ガン患者の支援をはじめ、様々なチャリティ活動に携わっていて、ロベルト・クレメンテ賞の栄誉に輝く日が来るかもしれない。2013・17年と連続してWBCベネズエラ代表として出場している。17年大会のイタリア戦では、同じロイヤルズのキャッチャーだったドリュー・ビュテラと交錯して右ひざを負傷するアクシデントがあった(ロイヤルズで再会した際ビュテラは平謝りだった)。2020年にはアメリカ永住市民権を取得しているが、次回大会(2023年予定)もベネズエラ代表のホームプレートを守っているに違いない。寄稿日:2022-06-20 最終更新日:2022-06-20 |
オールスター:7回(13,14,15,16,17,18,21)主な表彰:ALL-MLB 1st2回(20,21), ゴールドグラブ賞5回(13,14,15,16,18), シルバースラッガー賞4回(16,18,20,21), カムバック賞1回(20), ワールドシリーズMVP1回(15), タイトル:ホームラン王1回(21), 打点王1回(21), ▼ミゲル・カブレラから借りたバットでホームランを打つサルバドール・ペレス▼膝をついたままとは思えない送球で盗塁を防ぐサルバドール・ペレス▼シーズン48号3ランを放ち捕手のホームラン記録を更新するサルバドール・ペレス |
▼レギュラーシーズン個人成績年 チーム 試 打席 安打 2B 3B 本 打点 四 死 三振 盗 打率 出塁 長打2011 KC 39 148 49 8 2 3 21 7 1 20 0 .331 .361 .4732012 KC 76 289 87 16 0 11 39 12 1 27 0 .301 .328 .4712013 KC 138 496 145 25 3 13 79 21 4 63 0 .292 .323 .4332014 KC 150 578 150 28 2 17 70 22 3 85 1 .260 .289 .4032015 KC 142 531 138 25 0 21 70 13 4 82 1 .260 .280 .4262016 KC 139 514 127 28 2 22 64 22 8 119 0 .247 .288 .4382017 KC 129 471 126 24 1 27 80 17 5 95 1 .268 .297 .4952018 KC 129 510 120 23 0 27 80 17 12 108 1 .235 .274 .4392020 KC 37 150 50 12 0 11 32 3 2 36 1 .333 .353 .6332021 KC 161 620 169 24 0 48 121 28 13 170 1 .273 .316 .544 |