アジアプロ野球チャンピオンシップ2023 ①台湾代表


カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023 という大会が今日(11月16日)から開催される。今大会には現在メジャー契約の選手は出場しないが、今後WBCやプレミア12などの選手名鑑を作成する予定なので、練習の意味合いも込めて急遽公開することとした。各国のロスター入りメンバーを選手名鑑らしく紹介していきたい。

▼目次 – 台湾代表選手一覧
【1.投手】
【2.捕手】
【3.内野手】
【4.外野手】
【5.監督・コーチ】
【6.辞退した選手】

【投手】
11 古林睿煬(グーリン・ルイヤン) 統一(台湾)
ポジション:先発
右投右打 183cm, 80kg
2000/6/12 台湾台中市出身
 素材は一級品だがアマチュア時代からケガで長期離脱を繰り返している本格派右腕。速球は150km/h台半ばを計時し、スライダー、カーブ、チェンジアップはいずれもハイレベル。
 故障グセが無くなれば国際大会で欠かせない存在となるだろう。今大会では球団から球数制限を課せられている。

▽2023年の成績
・CPBL 統一ライオンズ
13試合5勝2敗0S 防御率1.80 与四球率1.69 奪三振率5.85
12 江國豪(ジャン・クオハオ) 富邦(台湾)
ポジション:先発、リリーフ
右投右打 178cm, 72kg
1997/12/29 台湾彰化県元林市出身
 ブレーキの利いたサークルチェンジとスライダーが武器の先発投手。今季は14先発を任されるも奪三振数を上回る四死球を与え、課題の残るシーズンとなった。

▽2023年の成績
・CPBL 富邦ガーディアンズ
17試合2勝6敗0S 防御率4.02 与四球率5.06 奪三振率5.19
17 王彥程(ワン・イェンチェン) 楽天イーグルス
ポジション:先発
左投左打 180cm, 82kg
2001/2/14 台湾花蓮県出身
 高校卒業後に楽天イーグルスに入団した先発左腕。育成選手で入り、支配下登録を目指して研鑽を積んでいる。140km/h台中盤の速球とスライダーが中心。

▽2023年の成績
・NPB 楽天イーグルス
(1軍成績無し)
19 陳克羿(チェン・ケイイ) 楽天桃猿(台湾)
ポジション:先発
右投左打 183cm, 73kg
1999/10/27 台湾0出身
 スピンレートの高いカーブを武器とする先発右腕。今季楽天モンキーズの先発ローテーションの座を勝ち取り6勝5敗と及第点の結果を残した。

▽2023年の成績
・CPBL 楽天モンキーズ
16試合6勝5敗0S 防御率4.61 与四球率3.54 奪三振率5.14
45 邱駿威(チョウ・ジュンウェイ) 楽天桃猿(台湾)
ポジション:リリーフ
右投右打 175cm, 85kg
2002/11/10 台湾台東県延平鄉出身
 好調時には150km/h超のファストボールを投げる速球派右腕。横浜DeNAの山崎康晃のような落ちるカットボールがマネーピッチ。ほかにスライダーとスプリッター、カーブも持っている。

▽2023年の成績
・CPBL 楽天モンキーズ
19試合0勝0敗0S 防御率5.96 与四球率3.57 奪三振率3.97
60 曾峻岳(ツェン・チュンユエ) 富邦(台湾)
ポジション:リリーフ
右投右打 173cm, 67kg
2001/11/7 台湾台中市出身
 富邦ガーディアンズのクローザーに君臨するリリーフ右腕。150km/h台中盤のファストボールと高速スライダーに絶対の自信を持ち、今季は防御率1.22・18セーブを挙げた。将来的にメジャーリーグ入りを目指しているらしい。
 WBC2023代表に選出。パナマ戦にピンチで登板も火に油を注ぎ、得失点差でグループリーグ最下位となる一因を作ってしまった。

▽2023年の成績
・CPBL 富邦ガーディアンズ
54試合2勝2敗18S 防御率1.22 与四球率2.96 奪三振率10.45
66 李子強(リ・ズーチャン) 富邦(台湾)
ポジション:リリーフ
右投左打 183cm, 73kg
1999/12/29 台湾台南市出身
 イニング跨ぎをいとわないロングリリーフ。変化球はスプリッターやシンカー、スライダー、カーブ、チェンジアップと多彩。コントロールを乱さないがコマンドがいまいちなため、一発を浴びやすいのが課題。

▽2023年の成績
・CPBL 富邦ガーディアンズ
29試合2勝4敗0S 防御率4.47 与四球率4.47 奪三振率8.75
74 林詔恩(リン・ジャオエン) 統一(台湾)
ポジション:リリーフ
左投左打 175cm, 68kg
2004/2/13 台湾台東県出身
 小さめの体格だが打ちづらい投球フォームの技巧派サウスポー。カーブとチェンジアップ、時折スライダーをミックスする。

▽2023年の成績
・CPBL 統一ライオンズ
11試合0勝2敗0S 防御率4.15 与四球率3.12 奪三振率7.79
77 陳柏清(チェン・ボーチン) 台鋼(台湾)
ポジション:先発
左投左打 182cm, 98kg
1998/10/25 台湾南投県出身
 今季から台湾プロ野球2軍に参加した新興チーム・台鋼ホークスの若手左腕。威力のある速球とスライダー、チェンジアップが持ち球。来季は1軍でも通用するだろう。

▽2023年の成績
・CPBL(2軍) 台鋼ホークス
13試合4勝1敗0S 防御率3.06 与四球率4.73 奪三振率8.77
95 王志煊(ワン・ジーシェン) 楽天桃猿(台湾)
ポジション:リリーフ
左投左打 173cm, 71kg
2001/9/5 台湾新竹市出身
 サイドスローに転向して活路を見出したリリーフ左腕。左打者殺しのスライダーとチェンジアップで左右に揺さぶる、変則左腕の王道のピッチングをする。

▽2023年の成績
・CPBL 楽天モンキーズ
43試合1勝0敗1S 防御率1.29 与四球率2.06 奪三振率5.91
99 林凱威(リン・カイウェイ) 味全(台湾)
ポジション:リリーフ
右投右打 178cm, 79kg
1996/3/19 台湾花蓮県出身
 アメリカのマイナーリーグでプレーした後、独立リーグを経て昨オフ帰国したリリーフ右腕。味全ドラゴンズにクローザーとして迎え入れられ、今季期待通りに活躍した。ただ8月の杭州アジア競技大会には代表に選ばれるも利き手でない側の指をケガしたことを理由に辞退、その大会期間中にリーグ戦に復帰したことが物議を醸した。
 メジャーレベルと評されるスライダーと150km/h超の速球は威力充分だが、他に3つある変化球を上手く使えず実質2球種だけで組み立てており、台湾でも対左打者には苦戦を強いられた。
 昔、小学校に入学するはずの年に幼稚園に通ってしまい、1年進級が遅れたせいで小中高の最高学年の公式戦に出場できなかった。

▽2023年の成績
・CPBL 味全ドラゴンズ
51試合3勝1敗18S 防御率3.59 与四球率2.56 奪三振率8.20
【捕手】
7 戴培峰(ダイ・ペイフォン) 富邦(台湾)
ポジション:捕手
右投左打 180cm, 74kg
2000/1/7 台湾台中市出身
 富邦ガーディアンズの伸び盛りの正捕手候補。2018年にドラフト1巡目でプロ入りすると10代のうちに公式戦デビューを果たし、22歳の昨季は103試合に出場。台湾プロ野球で年間100試合以上マスクを被った選手は10年ぶりとなる快挙だった。
 今季はケガで丁重も、安定したスローイングなど守備面は顕在。今春のWBCでは代表合宿に参加も本メンバーには惜しくも選ばれなかった。

▽2023年の成績
・CPBL 富邦ガーディアンズ
53試合 打率.185, 1本塁打 13打点 3盗塁 OPS.526
50 林吳晉瑋(リンウー・ジンウェイ) 中信兄弟(台湾)
ポジション:捕手
右投左打 178cm, 79kg
2002/2/4 台湾台東県緑島郷出身
 2002年生まれの期待の打撃型捕手。まだまだ試合経験が少ないが中信兄弟の正捕手を目指す。肩は強いが守備面に課題がある。

▽2023年の成績
・CPBL 中信兄弟
24試合 打率.250, 0本塁打 4打点 0盗塁 OPS.668
63 蔣少宏(ジャン・シャオホン) 味全(台湾)
ポジション:捕手
右投右打 178cm, 99kg
1997/7/13 台湾台北市出身
 投手陣から厚い信頼を集める守備型捕手。ガタイが良い。肩の強さと正確なスローイングで高い盗塁阻止率を誇り、ボールブロッキングなども優秀。

▽2023年の成績
・CPBL 味全ドラゴンズ
73試合 打率.241, 1本塁打 26打点 0盗塁 OPS.637
【内野手】
6 葉子霆(イエ・ズーティン) 富邦(台湾)
ポジション:遊撃手、二塁手、外野手
右投右打 170cm, 87kg
1998/1/7 台湾新竹市出身
 チーム随一の俊足と内外野どこでも守れる汎用性がウリのユーティリティプレイヤー。打撃はパワーレスであまり期待できないが小技は使える。

▽2023年の成績
・CPBL 富邦ガーディアンズ
48試合 打率.331, 0本塁打 9打点 13盗塁 OPS.770
36 何恆佑(ヘ・ホンユウ) 統一(台湾)
ポジション:一塁手、二塁手、三塁手
右投左打 183cm, 85kg
2001/10/12 台湾新北市出身
 統一ライオンズの若手有望株。内野なら一定以上の守備力があり、ポジションにこだわらず出場機会を得たい。

▽2023年の成績
・CPBL 統一ライオンズ
22試合 打率.178, 0本塁打 0打点 0盗塁 OPS.418
46 劉基鴻(リュウ・ジーホン) 味全(台湾)
ポジション:三塁手、一塁手
右投右打 178cm, 87kg
2000/11/3 台湾台中市鳳原区出身
 台湾を代表するスラッガーに成長してほしいパワーヒッター。今季はリーグ最多の136安打とリーグ3位の16本塁打とブレイクを果たした。選球眼に課題も、今大会の代表チームでは4番を打つと思われる。

▽2023年の成績
・CPBL 味全ドラゴンズ
119試合 打率.291, 16本塁打 80打点 6盗塁 OPS.793
64 林靖凱(リン・ジンカイ) 統一(台湾)
ポジション:二塁手、遊撃手
右投右打 168cm, 69kg
2000/7/22 台湾苗栗県泰安郷金水村出身
 広い守備範囲を誇る内野手。もともと二塁手だったが遊撃手に挑戦している。ニックネームは村長。

▽2023年の成績
・CPBL 統一ライオンズ
104試合 打率.261, 1本塁打 33打点 5盗塁 OPS.601
94 馬傑森(マ・ジェセン) 楽天桃猿(台湾)
ポジション:遊撃手、二塁手、三塁手
右投右打 178cm, 79kg
2002/5/15 台湾台中市出身
 遊撃手を本職とする守備のうまい若手内野手。名前の読みからジェイソンと呼ばれている。選手登録は右打ちとなっているが、レギュラーシーズン中に左打席に立ったことがある。
 今年8月に週刊誌に人気No.1チアリーダーのリン・シャンとの熱愛をすっぱ抜かれた。

▽2023年の成績
・CPBL 楽天モンキーズ
37試合 打率.220, 0本塁打 7打点 1盗塁 OPS.490
25 張政禹(ジャン・ジェンユ) 味全(台湾)
ポジション:遊撃手、中堅手、左翼手
右投左打 178cm, 69kg
2000/6/8 台湾屏東県出身
 広い守備範囲を持つが打撃が課題。代替選手として追加召集された。

▽2023年の成績
・CPBL 味全ドラゴンズ
78試合 打率.222, 0本塁打 16打点 9盗塁 OPS.598
67 辛元旭(シン・ユェンシュ) 富邦(台湾)
ポジション:三塁手、二塁手
右投右打 178cm, 75kg
1999/6/4 台湾台南市出身
 サードの守備に優れた内野手。セカンドも可能。徐々に一軍で経験を積み、今シーズンは80試合に出場した。ニックネームは辛拉麺。

▽2023年の成績
・CPBL 富邦ガーディアンズ
80試合 打率.228, 1本塁打 27打点 0盗塁 OPS.561
【外野手】
2 郭天信(クオ・テンシン) 味全(台湾)
ポジション:外野手
右投左打 173cm, 69kg
2000/4/15 台湾台南市出身
 テン兄のニックネームを持つ新進気鋭の若手外野手。俊足と強肩、シュアな打撃と3拍子が揃う。昨季まで2年連続で打率3割を記録していたが今季は.247と苦しんだ。WBC2023の台湾代表メンバー。
 高校卒業後に直接メジャー球団と契約しようとしたが、国際FAに必要な手続きが出来ずに断念。大学に1年籍を置いて台湾球界入りした過去がある。

▽2023年の成績
・CPBL 味全ドラゴンズ
119試合 打率.247, 3本塁打 48打点 10盗塁 OPS.611
14 邱智呈(チョウ・ジチェン) 統一(台湾)
ポジション:外野手
左投左打 168cm, 79kg
2000/11/26 台湾新北市出身
 統一ライオンズの若手外野手。レギュラー定着を目指す。慎重にボールを見極めながら広角に打っていくスタイル、今シーズンは一番打者として一時3割後半。スピードがあり肩の強さにも定評があるが、外野守備はルート取りに難があり怪しい。

▽2023年の成績
・CPBL 統一ライオンズ
82試合 打率.313, 5本塁打 23打点 7盗塁 OPS.822
24 陳傑憲(チェン・ジェシェン) 統一(台湾)
ポジション:外野手、遊撃手
右投左打 173cm, 72kg
1994/1/7 台湾高雄市出身
 台湾球界きってのイケメン外野手。台湾の俳優ニッキー・ウー(呉奇隆)激似と言われ高い人気を誇っている。かつてはショートを守っていたが拙守が続き外野に転向し、昨季はベストテンとゴールドグラブのダブル受賞とブレイク。打撃面でも優れたヒッティングツールと選球眼は顕在で、今季リーグ3位の打率.315、三振を20個以上上回るフォアボールを選びトップと1厘差の出塁率.413をマークした。
 父親の薦めで日本に留学し、高校3年間を岡山共生高校(※西武ライオンズの呉念庭と同じ高校)で過ごした。

▽2023年の成績
・CPBL 統一ライオンズ
109試合 打率.315, 4本塁打 49打点 10盗塁 OPS.810
92 岳政華(ユエ・チェンファ) 中信兄弟(台湾)
ポジション:外野手
左投左打 175cm, 84kg
2001/1/29 台湾宜蘭県大同郷出身
 スピードとそれを生かした外野守備、強肩が魅力の若手外野手。打力も成長が見込まれ期待度が大きい。岳3兄弟の三男。
 2021年に大学卒業の次男・少華(シャオファ)が富邦に入団し、台湾球界史上3組目の3兄弟が誕生した。3人ともポジションが違い、長男の東華(ドンファ)は内野のユーティリティ、少華(シャオファ)は投手。

▽2023年の成績
・CPBL 中信兄弟
107試合 打率.278, 9本塁打 53打点 10盗塁 OPS.753
5 林孝程(リン・シャオチェン) 味全(台湾)
ポジション:外野手
右投左打 170cm, 79kg
1999/11/30 台湾高雄市出身
 身長170cm, 体重79kgのデータのイメージとは真逆のプレイヤー。打撃は長打力に乏しく、走れば韋駄天。
 今季は21盗塁をマークしたが盗塁王はWBC戦士・陳晨威に1個及ばず。

▽2023年の成績
・CPBL 味全ドラゴンズ
101試合 打率.258, 1本塁打 33打点 21盗塁 OPS.648
【監督・コーチ】
52 陳金鋒(チェン・ジンフォン) 富邦(台湾)
 富邦ガーディアンズの二軍監督を務めるレジェンド。台湾人初のメジャーリーガーとなったことで知られている。2016年に現役を退き指導者の道を歩んでいる。今大会の陳連宏打撃コーチは実兄。
86 郭建霖(クオ・ジェンリン) 富邦(台湾)
 富邦ガーディアンズの二軍ヘッドコーチ。レギュラーシーズンと同じ陳金鋒監督―郭建霖ヘッド体制で台湾代表を支える。
87 陳連宏(チェン・リェンホン) 統一(台湾)
 陳金鋒代表監督の実兄で、統一ライオンズの現職の二軍ヘッドコーチ兼打撃コーチ。現役時代は外野手を守り、ヒッティングツールと選球眼に優れる、打ち取りにくいバッターだった。
70 許銘傑(シュウ・ミンチェ) 楽天桃猿(台湾)
 西武ライオンズなどで主に先発として活躍した元投手。2000年に入団後NPBでは14年間もプレーした。現役時代はスライダーとシュートの横の揺さぶりを軸に多彩な変化球を投げていた。
 2016年に現役引退後、翌年から投手コーチを歴任している。
89 蕭一傑(シャオ・イージェ) 味全(台湾)
 日南学園高校、奈良産業大学から日本プロ野球を経て帰国、現在は味全ドラゴンズの投手コーチをしている元先発右腕。
34 高志綱(ガオ・ジーガン) 統一(台湾)
 今春のWBCでヘッドコーチを務めた元キャッチャー。現役時代は統一ライオンズの司令塔として14年ホームプレートを守った。玉木宏に似ていると言われている。
– 施金典(シー・ジンテン) 富邦(台湾)
 富邦ガーディアンズの現職の一軍の内野守備コーチ。同僚に元西武の垣内哲也がいる(打撃コーチ)。
76 林明憲(リン・ミンシェン) 中信兄弟(台湾)
 中信兄弟でフィールドコーチを務めている元外野手。フィールドコーチとはフィールドトレーニングのすべてを管理するインストラクター的な役割らしい。
 頭髪が薄いのでキューピー、電火球などのニックネームがついている。
【辞退した選手】
29 林子豪(リン・ズーハオ) 統一(台湾)
ポジション:三塁手
右投左打 183cm, 72kg
2002/3/29 台湾台東県出身
 細身の身体ながら豪快なプレーが魅力の原石タイプの三塁手。長打力やスピードと広い守備範囲、それに強肩も備えるアスリートだが、打撃はバットに当たらず、守備も送球・取り損ね両方のエラーが多い。

▽2023年の成績
・CPBL 統一ライオンズ
77試合 打率.263, 2本塁打 23打点 4盗塁 OPS.708
90 江坤宇(ジャン・コンユ) 中信兄弟(台湾)
ポジション:遊撃手
右投右打 173cm, 71kg
2000/7/4 台湾台北市出身
 今大会は出場辞退が決まった、WBC2023の代表メンバー。WBCではリーグ戦4試合すべてに9番・ショートで先発出場、12打数4安打と結果を残した。
 高校を卒業後2018年に中信兄弟に入団し、2020年にレギュラーの座を勝ち取ると3年連続でゴールドグラブ賞を受賞。ベストテンは昨季まで2年連続選出と、若くして中信兄弟の主力選手に成長した。

▽2023年の成績
・CPBL 中信兄弟
110試合 打率.291, 5本塁打 43打点 11盗塁 OPS.740
82 孔念恩(コン・ネンエン) 富邦(台湾)
ポジション:外野手
右投左打 183cm, 77kg
2003/9/1 台湾高雄市出身
 今大会は代表入り辞退となった俊足強肩が魅力の外野手。現時点で守備と走塁は申し分なく、今後のキャリアはバッティングの成長にかかっている。

▽2023年の成績
・CPBL 富邦ガーディアンズ
43試合 打率.213, 0本塁打 7打点 2盗塁 OPS.599